こんにちは。

オリーブカイロ院長の木瀬武彰です。



さてあなたはこんなことはないでしょうか？

不安で不安で仕方がない。



今日、来られたクライアントが、不安というものを何とかしたいってことだったんです。というのも、こんなふうになったらどうしようとか、例えばまた緊張したらどうしよう、体が硬くなったらどうしよう、嫌だな・・・そういうネガティブな未来のことを先取りをして、その未来のことによって、今の自分がさらに硬くなってしまう。



それを何とかしたいということだったんです。この不安や緊張をそもそも出ないようにする方法ありませんか？と質問されました。



人はそもそもこの不安というものを持ってなければ、命を繋いでいくことはできなかったわけです。



例えば今、不安がなくなったら、その辺に飛び出して車に轢かれるかもしれません。穴に落ちるかもしれません。僕らは生き延びるためには未来を予測して、そこに大丈夫かなって思いがなければそれを避けて生き抜くことができないわけです。



なので、重要なことはポジティブになるということではないんです。そうではなくてこのネガティブというものを、そもそも人はネガティブベースで持ってるんだってことを知っておくということが、スタートになるわけですね。



そしてこのネガティブが悪いのではなく、このネガティブを膨らましていくことが、さらに緊張させていくってことに気づく必要があります。穴に落ちたらどうしよう、まではいいですが、穴に落ちて骨折して、骨折すると仕事ができなくなって、仕事ができなくなったらお金ももらえなくなって、そうすると、家族はどうしよう・・・もう終わりだ・・・っていうふうな心妄想部分がふくらめば膨らむほど、当然落ち込んでいきますよね。



落ち込んでしまうと、心も体もそんなふうになってしまうわけです。この妄想の中にずっと生きていくと、ずっと緊張感があるので、自分を守るためのですね、その、その結果体に様々な症状が出てきてしまうってことあります。



なので、この不安な部分をなくそうとか、あっち行けとする代わりに、不安とも握手してですね、不安とともにいられる自分になっていくということが、この先、この治療のゴールになるわけです。



不安をなくすことはできないわけです。つまり、人が生きていくために重要な感情として、それはそれで持っておく。この妄想を膨らませないようにしていく。不安とともにいられる自分にアップデートしていくっていうことを、施術やカウンセリングで行っていきました。



そうすると、クライアントさんも、ちょっとその考え方や、お伝えした色々な方法でやってみます。ということで、また2週間後、出張明けに行きます、と言われていました。どんなふうに変わっていくのか、一緒に見ていきたいと思います。



ありがとうございました。

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