2017年09月05日

ゴミ屋敷は病気のせい?

20170905

 
『ためこみ症』という病気をご存知でしょうか?
 
いわゆる「ゴミ屋敷」になってしまう人達のことです。
 
記事によると、ため込み症とは、

1、実際には価値がなくても、品物を処分しようとすると苦痛があって、捨てたり手放したすることができない。
 
2、生活空間が品物でいっぱいで散らかっており、その部屋の本来の目的に使うことができない。
 
3、ため込みによって、本人がはっきりした苦痛をかんじていたり、安全な環境の維持ができなくなったりしている。“
 
という状態を指します。
 
最大の判断基準は、「ため込みによって、本人がはっきり苦痛を感じている」ということだそうです。
 
私は部屋を整理整頓の状態でキープするのが苦手で、散らかって来たなぁと思ったらようやく腰を上げるという感じです。
 
でも、ため込み症と単に散らかっていて片づけられないのとは違いますね。
 
この症状は治療法がない、と言われています。。。。が、果たしてそうでしょうか?
 
私が思うに、何かを捨てたり手放したりすることに対する何らかの心理的トリガーがある気がします。価値があるか無いかは本人にしか決められないこと。たぶん、こういう症状で悩んでいる人は、価値の閾値が極端に低いのではないかと思います。ですので、症状が酷くならない内だと対処できると思います。
 
これは、自分が人生で一番大事にしていることが何か、意識的に分かっていない状態だと誰にでも起こりえることだと言えます。あれもこれも大事。仕事においても、全て大事で緊急というカテゴリーに全ての自分のタスクを入れてしまうと、残業しても終わらない、という結果しか待っていません。これでは成長なんてありません。こなすだけの人生になってしまいます。
 
そうではなくて、しっかりと自分の人生で大事なものを知っている、ということが大事なのです。そして、それを得るために何をするか、を考えていきましょう。
 
木瀬武彰
 

 

prof8木瀬 武彰(きせたけあき)
オリーブカイロプラクティック代表。大学を卒業後、会社員経験を経て、2年制のカイロプラクテイックドクター専門学校に入学。カイロ学生時代から、人の不調の原因は心理的なものが深く関係しているということに注目し、学校の勉強とは別に同時進行で心理の探究を熱心に深め続け、数々の心理関連のトレーナーの資格を取得。カイロ学校を卒業後、脳・心・身体の統合的なアプローチができる治療院オリーブカイロを開く。現在は、カイロプラクターとして身体の不調を整える活動と並行して、心理のトレーニングを全国で開いている。