2017年08月16日

突然の腹痛をチャンスに変えたのは


20170816
 
「お腹が痛い!ちょっと待ってて」
 
私の仲間の一人はよくお腹が痛くなる人なんです。
 
心の変化と成長の仕事で鹿児島に行ったときのこと。
 
ホテルにチェックインのために、仲間をホテルに送り届けた後、ロビーで待っていたのですが、
 
「お腹痛いから、20分待って~」
 
との連絡が。
 
「あぁまたか。。。」と心の中で思っていしまう人も多いんじゃないかと思います。
 
もしかしたら、あなたも経験があるのではないでしょうか?
 
あなたがそうかもしれませんし、あるいはあなたの身近な誰かが同じように、突然トイレに駆け込む姿を見たことがあるかもしれません。
 
自分一人だったらまだいいのですが、誰かを待たせてしまうとなると、心も痛いものです。
 
突然お腹を下すのは、ストレスで高まっていた交感神経が、この状態が続くと身体が危ないと脳が判断して、一気に副交感神経優位に切り替えることから起こると言われています。
 
例えば、仕事で重要なプレゼンが一週間後にあるとします。絶対に失敗するなよときつく言われている・・・
 
そうすると心理的にストレスがかかっている状態が続き、ずっと交感神経優位になって身体の緊張状態が続きます。
 
そして、いざその時がくる直前になって、緊張がピークに達します。すると、このままでは身体が危ないと脳が判断して一気に副交感神経にメーターを振り切ります。その結果お腹が痛くなるというわけです。
 
もちろん、みんなそうなるわけではありません。「それがストレスだ」と決めることができるのは他の誰でもない、あなた自身なのですから。
 
ですので、人によっては「重大なプレゼンは最高のチャンス」と意気揚々と捉えるでしょうし、また別の人にとっては「重大なプレゼンは失敗できない」とストレスフルに捉えるかもしれません。
 
『物事をどのように見ているのか』
 
心の癖が身体に素直に現れてきます。
 
心の癖に気づき、別の見方を手に入れることで、心も身体も自由にのびのびと日常を豊かに過ごすことができるようになります。
 
「20分待って~」
 
と言われた時、私は、突然できた空白の時間は自由の時間だと定義しているので、
「20分あるなら、せっかくだから黒豚のしゃぶしゃぶ肉を買いに行こう」と思って近くのお肉屋さんへ出発しました。
 
あなたの場合はどうでしょうか?
そんな時、どのように解釈しますか?
 
木瀬武彰
 
 

 

prof8木瀬 武彰(きせたけあき)
オリーブカイロプラクティック代表。大学を卒業後、会社員経験を経て、2年制のカイロプラクテイックドクター専門学校に入学。カイロ学生時代から、人の不調の原因は心理的なものが深く関係しているということに注目し、学校の勉強とは別に同時進行で心理の探究を熱心に深め続け、数々の心理関連のトレーナーの資格を取得。カイロ学校を卒業後、脳・心・身体の統合的なアプローチができる治療院オリーブカイロを開く。現在は、カイロプラクターとして身体の不調を整える活動と並行して、心理のトレーニングを全国で開いている。