2017年07月11日

行き詰まりから一歩抜け出すために必要なこと

20170711

ちょっと前に、小1の息子の授業参観に行った時のこと。
その日は、『自分の宝物を発表しよう!』という内容でした。
みんなの前でプレゼンテーションをするわけです。

 

そんな中、私の注意を引いたのが、
先生の振る舞い方。
生徒が一所懸命発表している時に、

先生の聞き方に興味をひかれたのです。

 

だから、隣のクラスやその隣のクラスまで覗きに行ってみました。

 

まず注目したのが先生の立ち位置。
発表者の斜め後ろに立っている。
発表者の真横で座っている。
聞いている生徒と同じ位置で座っている。
発表者からずいぶん離れて座っている。

 

そして、聞き方。
何かをメモしながら。
発表者をじっと見ながら。
発表者に質問をして発言を促す。
ただだまって。

 

そして、表情。
にこやか。
無表情。

 

これらが良い悪いというわけじゃなくて、
これらのことが生徒にどのような影響を与えているのかなって
考えたりしていました。

 

もし、僕が先生なら、
『生徒が元気に楽しく自信を持って宝物を自慢できる場』
をつくるように振る舞うだろうなぁ・・・・

 

って、そんな話を友人にしたら、
「なんか、斜めから見てるね。」
って言われたんです。

 

でも、それって最高の褒め言葉だなって受け止めたんです。
なぜなら・・・

 

物事を斜めから見るのが仕事だから。

 

もし、僕が斜めから物事を見なかったら、
ここに来るクライアントさんが症状から抜け出せなくなります。
「もうどうしようもない!」って
状態から抜け出すためには、
どうしようもない中にある光を見つける必要があります。

 

「施術受けてもまだ痛いんです。」
いやいや、まだ痛いなんて言っていたら改善できないですから、
「どんな違いに気づきましたか?」
って聞くわけです。

 

この違いが光です。
違いに気づくことが改善への方向付けとなり、
改善してもいいんだって心と頭と身体が思えるわけです。

 

物事の見方には人それぞれクセがあります。
パターンがあります。
そのパターンを崩していくのが斜めから見ることなんです。

 

カイロプラクティックも同じです。

 

今の状態を斜めから見て、不調のパターンを崩していくのがカイロプラクティック。
そして、良い方向に方向付けをしていくのが、カイロプラクターの役割です。

 

斜めから見ることが、行き詰りから抜け出す一歩になるとしたら、
いつもの日常を首をかしげて斜めから見てみると、

新たな発見があるかもしれません・・・

 

あなたは”いつも”の中にどんな”新たな発見”をするのでしょうか?

 

木瀬武彰

 

prof8木瀬 武彰(きせたけあき)
オリーブカイロプラクティック代表。大学を卒業後、会社員経験を経て、2年制のカイロプラクテイックドクター専門学校に入学。カイロ学生時代から、人の不調の原因は心理的なものが深く関係しているということに注目し、学校の勉強とは別に同時進行で心理の探究を熱心に深め続け、数々の心理関連のトレーナーの資格を取得。カイロ学校を卒業後、脳・心・身体の統合的なアプローチができる治療院オリーブカイロを開く。現在は、カイロプラクターとして身体の不調を整える活動と並行して、心理のトレーニングを全国で開いている。