2023年09月16日

自律神経失調症の方が回復する秘訣


こんにちは!

木瀬武彰です。



今回は専門的なお話ですが、これを知ると回復への近道となる内容です!



自律神経について。



ご存じのように自律神経は2種類あります。



交感神経と副交感神経ですね。



緊張とリラックスとして知られています。



でも、実はあまり知られていないのですが、最新のポリベーガル理論では、副交感神経はさらに2つに分かれているんです。



副交感神経は①腹側系と②背側系に分かれています。



①腹側系は、リラックス。

②背側系は、凍りつき反応。



凍りつき反応とは、動物でいうところの「死んだふり」反応のことです。



動物は戦うことも逃げることもできない状況に陥ったら、最後の手段として死んだふりをすることは、ご存じのとおりです。



つまり、シャットダウンです。



人も同じように、ストレスや体調不良が続くと緊張反応でなんとか乗り切ろうと頑張りますが、ある時に「あぁ、もう無理」とシャットダウンをしてしまいます。



これが凍りつき反応です。



身体が重い、だるい

力が入らない感じがする

意識がシャキッとしない

ぼんやりする

今ここにいる感じがしない

モチベーションが上がらない

何もしたくない

寝ても覚めても眠たい

いくら寝ても改善しない



という症状が続きます。



この状態はどんなに休んでも回復しないから困ります。



回復に必要なことは休むことではないからです。



重要なことは、「危険を感じて戦うことも逃げることもできないからシャットダウンして身を守っている」ということ。



つまり、回復へのカギはたったひとつ・・・



「安全と安心を感じること」です。



そうすると、自然と癒され回復していきます。



じゃあ、最も安全な家の中にじっとしていればいいのか?



残念ながら、それは安全はありますが、安心は感じられないんです。



実は①腹側系(リラックス)の神経は、コミュニケーションのための神経系なんです。



他者とコミュニケーションを通して、「安全であるという感覚」をつくることを目的として発達したものなんです。



なので、社会的な交流を取ることで、互いに危険がないことを確認し、安心をつくっていかなければならないんです。



つまり、腹側系神経は(神経レベルで)他者との友好なつながりが得られると優位になり、心身をリラックスさせ安全安心を感じさせてくれます。



それが穏やかで快く健康的な状態でいられることを助けます。



だからこそ当院では「神経レベルのコミュニケーション」を積み重ねるように治療体験をつくっています。



10月にはジェフリー・ザイク博士からまたこの分野についての直接指導をいただける機会を得ました。



あなたが治療院の中にいる間は、神経レベルで安全安心を感じられるように、神経的コミュニケーションにこれからも力を入れていきます。





福岡、博多、春日、大宰府、筑紫野、鳥栖、大野城の方で、根本から改善する自律神経整体カイロプラクティック治療院をお探しでしたらオリーブカイロにご相談ください。