2017年11月28日

子供の反抗への対応の方法とは

20171128

子供をイライラさせる簡単な方法は、

 

『すでに分かっていることを言う』

 

ことです。

 

例えば、

 

「宿題は?やったの?」

 

「明日からテストでしょ?勉強しなくていいの?」

 

「部屋を片付けなきゃだめでしょ。」

 

などの声をかけてしまったら・・・

 

「今、やろうと思ったところなのに!」

 

「うるさいなぁ」

 

「わかってるよ!」

 

と、反抗されることは目に見えています。

 

思春期で心と身体のバランスが不安定な時期は、

不安や矛盾、ストレス、不満などにうまく適応できずに、

ただでさえイライラしていたりします。

 

火に油を注ぐようなものです。

 

子供が大きく成長してきたなら、

親も成長すべき時です。

 

子供はいつまでも小さな子供のような

扱いはされたくはありません。

 

反抗的になってきたらそれが合図です。

 

『親の方から少しずつ子供から離れていく』

 

シグナルです。

 

「なんか、よくあたられるなぁ・・・」

 

と思ったら子離れできていない証拠です。

 

子供がいずれ自らの羽を羽ばたかせ巣立っていくために

見守りに徹する時期が来たと思うことが大切です。

 

だからといって、

急に離れると寂しがってしまいます。

 

相手からの反応をよく観察しながら、

適切な距離感を親が調整してあげることで、

安心して成長していきます。

 

『子供の存在をまるっと受け入れながら、

同時に少し離れて温かく見守る。』

 
親の接し方が変われば、
子供もそれに応じて変わっていきます。
 

 
木瀬武彰

 

 

prof8木瀬 武彰(きせたけあき)
オリーブカイロプラクティック代表。大学を卒業後、会社員経験を経て、2年制のカイロプラクテイックドクター専門学校に入学。カイロ学生時代から、人の不調の原因は心理的なものが深く関係しているということに注目し、学校の勉強とは別に同時進行で心理の探究を熱心に深め続け、数々の心理関連のトレーナーの資格を取得。カイロ学校を卒業後、脳・心・身体の統合的なアプローチができる治療院オリーブカイロを開く。現在は、カイロプラクターとして身体の不調を整える活動と並行して、心理のトレーニングを全国で開いている。